30代に入ったら顔のピーリングでターンオーバーを活発に!
30代に入ったあたりからどうして肌質は変わってきてしまうのか。肌トラブルが起こりやすくなったり、スキンケア化粧品が合わなくなってきたり。
そこで30代に入ったら、気にしなければいけないのがターンオーバーです。ターンオーバーとは、肌が生まれ変わるサイクルのことで、健康な人では個人差はあるもののおよそ28日と言われています。
表皮と真皮の間の基底層というところで生まれた細胞が、徐々に上がってきて角質細胞となり、自然にはがれ落ちるまでが28日くらいなんですね。ただし、この28日というのは20代くらいまでの話で、加齢によってどんどん遅くなってきてしまうんです。
遅くなってくるターンオーバーの周期についてはいろいろな見解があるんですが、30代で40日、40代で50日、70代になると120日などというように言われています。
肌サイクルが遅くなってくることでどのような問題があるかというと、本来はがれ落ちるはずの古い角質が溜まっていくことで角質が厚くなり(角質肥厚)肌がくすんで見えてしまいます。
また、メラニンの排出が追い付かず、シミができやすくなったり、角質が厚くなることで毛穴が詰まりやすくなり、毛穴の黒ずみやニキビの原因になることもあります。
そこで30代に入ったらスキンケアに取り入れたいのがピーリングです。ピーリング(peeling)は「はぎ取る」という意味で、化学的な力で古い角質を取り除くことを言います。
ピーリングを行って、古い角質を取り除くことで肌の新陳代謝が促されターンオーバーが活発になりますし、真皮のコラーゲンなどの生産が高まる効果も期待できます。
顔の皮膚を強制的にはがすのは怖いというイメージを持っている人もいますが、ピーリングは医療機関でもやってもらえますし、市販されているピーリング化粧品は自分でやっても安全なように、医療機関のものと比べて効果が抑えられています。
毎日使ってもOKというものもありますし、たいていは1週間に2〜3回くらい使うよう書かれていますが、1週間に1回くらいの頻度でピーリングするのが、角質を取り過ぎないという意味でいいようです。
注意したいのは、ピーリングしたあとの紫外線対策。古い角質を取り除いたあとの肌は、紫外線の影響を受けやすくなっています。紫外線対策をしっかり行いましょう!